過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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77: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 14:08:51.07 ID:FGFremolO


空蜘「──」



鹿「死んで、ないよね……?」

立飛「気は失ってるのかな……」


鹿「はぁぁ……生きてることが不思議だよ……」

立飛「ね、今回ばかりは死ぬかと、思ったぁ…」

鹿「……さて、問題はどうやってこの空蜘を連れて帰るか、だけど」

立飛「……私、無理かなぁ……自分一人で精一杯……シカちゃんだってそうでしょ…?」

鹿「あー、うん……誰か応援呼ぼっか」

立飛「じゃあ里に連絡を……探せばそこら辺に蝙蝠の一匹くらいいるでしょ…」

鹿「よろしくー……はぁぁ、疲れたぁ……」

立飛「私も……」

鹿「あ、その前に……一応空蜘を拘束しとこっか。立飛、縄かなにか持ってる?」

立飛「あ、うん。たしかあったはず……」


空蜘「──」



鹿「はぁっ、はぁ……さて、これでとりあえずは、任務完す─」


グサッ──!


鹿「ぃ…ぁきゃ……っ、はぁっ……がはっ…!」
ドサッ


立飛「し、鹿ちゃ──ぐはぁっ!!」
グタッ


突如として何もない所から現れたら槍。

それは二人の身体を貫いた。


そう、空蜘の術によるもの──。


ゆらり、と起き上がる空蜘。

この戦いが始まって何度目となるだろう。

有り得ない──誰しもが思った筈だ。

そもそも意識が残っていたことに驚きだが、筋肉が動くわけがない。
ならば再度、術を体内に展開したか。

否。

そう出来るだけの余力など空蜘には残って無かった。


空蜘「うぅぁ……っ、ぐっ、はぁ、はぁぁっ……こ、ろ、す……っ」


地面と自身の躰を支えるだけの頼りない細い糸。

相当に不安定ながらもたしかに立ち上がった空蜘。

ゆらゆらと揺れながら、数秒前とは逆の立ち位置。
代わりに地に伏すこととなった立飛と鹿を見下ろす。


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