過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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773: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 22:33:47.24 ID:FGFremolO


空蜘「……何やってんの、ヱ密を殺すのは私なんだから、あんなヤツに簡単に殺されるなっ!」


ヱ密「げほっ、げほっ…! はぁっ、はぁっ、はぁっ……空蜘、ごめん……っ、助かった……」

空蜘「……チッ……まぁ、ヱ密には一つ借りがあったから……それを返しただけ」


借り、とは。

以前に妙州の里でヱ密は自らの身を挺して、空蜘を戦場から逃がした件で。

ヱ密のおかげで命を取り留めたのだから、代わりに一つ命を救ってやった。

それだけ。

それに、あの条件においてヱ密がまったく敵わない相手なのだから、ここでヱ密を失ってしまっては完全に勝機が潰えてしまう。


……が。


空蜘「……」


この違和感。

先程、涼狐にしては簡単に手を引いてくれたような。

空蜘が手を出したからといっても、涼狐ならあのままヱ密を殺すことも可能だった筈だろうに。



涼狐「……邪魔しないでって言っておいたよね?」


空蜘に言葉を投げ掛ける涼狐の表情は。

怒っているわけでもなく、悔しがっているわけでもなく。

平常通り、あっけらかんとしたもので。

そのなかに、少し安堵も窺えるような。



空蜘「あははっ、なんで私がお前の言うことに従わなきゃいけないの?」


涼狐「そっか、そりゃそうだよね。まぁでも、助かったよ……うっかりヱ密を殺しちゃいそうだったから」


ヱ密「……」


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