過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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825: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 23:12:06.14 ID:FGFremolO


……まったく別の角度からの光撃の正体。

それは先程、空が投げた鎖の欠片で。

あれは消滅したのではなく、ただ視認できなくなっただけであり。

透明になるにつれて、光の粒子を凝縮し、見えない鏡として蛇龍乃の周りに配置されたのである。


よって、今の星撃は蛇龍乃の遥か上に向かって放たれたものであったが。

そこに展開されていた光鏡に反射され、頭上から落とされたというわけだ。



蛇龍乃「……鏡、か」


足元に呼び戻した黒晶の上に立ち、小さく溜め息を吐く。

……間一髪だった。

あんなもの脳天に喰らった時には、一瞬でお陀仏だ。

凍えるような冷たい汗が一筋、背中を伝う。



空「正直、驚きましたよ。今のを避けちゃうとか」


蛇龍乃「まぁね。でも、これはさすがにズルくないか……? さっき私らのこと卑怯とか罵ってたくせに」


空「認めてるんですよ。蛇龍乃さんが相手なら、こうでもしなきゃね」


蛇龍乃「……それはそれは、光栄だねぇ」



余裕を取り繕ってみせているが、内心かなりの危機を感じている蛇龍乃。

星撃なら、黒晶壁を展開すれば防ぐことは可能だが。

それは間に合えば、の話で。

今のように回避したのでは追撃に遇ってもおかしくはない。

光鏡が何処に展開されているのか、蛇龍乃には判断がつかないのが何より厄介で。

頭上に一枚あるようだが、とっくに別の位置に移されていたとしても不思議ではないし。

そもそも、一枚だけの筈がないのだ。

……恐らく、視認できないだけで周囲には既に何枚も。


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