過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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892: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/18(月) 15:39:34.56 ID:k/+OHwvYO


鈴「……」



……まさか、自分がこうして蛇龍乃と戦うことになるとは。


ヱ密が慕い、空蜘が認め。

皆の憧れだった、忍びの頭領。

対して、鈴は最弱の忍び。

いや、現時点ではもう忍びと名乗れる立場ではない。


鈴も目にしていた、先程までの空との攻防。

あの後、どうなったのかはわからないが。

それでも、人外の力を要する空と張り合っていたのは事実。


……この人と、自分が。



涼狐「……鈴、あんたにはあれの相手は無理だよ。私がいく」

鈴「涼狐……ううん、あたしが……やるよ」


涼狐「……勝算は、あるの…?」


鈴「わかんない」


涼狐「この、馬鹿っ……こんな時にまで、アホを持ってこないでよ……。わかってる? あんたが死ねば、全部終わる……鈴の望みも、私の望みだって…」



現状だけでいえば、死ぬことが許されているのは。

……涼狐だけだ。

鈴が死んでしまえば、種を発動できないし。

空が死んでしまえば、種を展開できない。


よって、蛇龍乃を討とうとするならば、涼狐に向かわせるべきだろう。

……しかし、それであっても。

視力を失い、トイズも使えない、先の戦闘により重傷を負っている身。

それに地上ならまだしも、足場の悪い、城の天守閣。

今の涼狐にとって、最悪の環境、条件下である。


鈴にもそれは理解出来ていた。

涼狐では、蛇龍乃には勝てない、と。



……だから。


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