過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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895: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/18(月) 15:44:20.04 ID:k/+OHwvYO


蛇龍乃「お前は忍びじゃない、悪に染まりきれない。優しすぎるから。生きてきた世界がまるで違うから」


蛇龍乃「だからそうやって暗示の様に、私を殺さなきゃと思い込ませてる……そうしないと、自分のなかの善の心に握り潰されてしまうからね」


鈴「そ、そんなことはっ…」


蛇龍乃「じゃあどうして私を殺さなきゃいけないのか、自分の口から言ってごらん?」


鈴「……それは……空を、みんなを救うために、そうしなきゃ…」


蛇龍乃「そう、第一の理由がそれだ。私のことが憎いからといった理由なんかじゃない。うん、それはそれで全然良いと思うよ? 殺す理由なんか人それぞれだ」



蛇龍乃「……でも、その理由で本当にお前が私を殺せるか?」



鈴「……」



……駄目だ。

完全に蛇龍乃のペースに呑み込まれている。

蛇龍乃は、鈴の今の心境も完全に見通していて。

だから、鈴が己に対して隠し考えないようにしていた部分を痛く突いてくる。



蛇龍乃「くくく……本当に駄目だなぁ、お前は。自分のなかで成し遂げたいものが明確にあるのなら、私のこんなお喋りに付き合うことなく、さっさと殺しにくればいいものを」


蛇龍乃「それをしないのは、待ってるんでしょ? 私がお前に理由を与えてやるのを」


鈴「……っ」


蛇龍乃「そんなこと私がしてやると思ってるなら、その考えは甘過ぎるな」


鈴「……なんで……みんな、救われる……じゃりゅにょさんだって、わかってるでしょ……?」


蛇龍乃「ああ、わかってるよ。ヱ密の術は、“甦生”……死者に再び命を吹き込むもの。その種を手に入れたお前は、それを発動させて空に展開してもらう」

蛇龍乃「まぁ空なら余裕で広範囲に展開出来るだろうし。死んだ奴等も甦生して、皆万々歳だ。ハッピーエンド、それはそれは美しいものだろうねぇ」



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