過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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939: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/22(金) 04:03:59.47 ID:x/5TSE+GO


鈴の策として、それを成功させるため必要な行程は三つ。


一つ目が、光鏡の存在を利用しての角度とタイミングを完璧に計ること。

二つ目が、今までまともに扱えたことのなかった手裏剣を外さず、蛇龍乃を捉えること。


……そして三つ目が、蛇龍乃の注意を自分から逸らすこと。

それはまず光鏡によるフラッシュの光、次に手裏剣、最後に刃先だ。


……そう、この時点で蛇龍乃の注意は主に防御として、刃に注がれていた。


その刃、飛んできたという文字通りに、飛んできたもの。

即ち、握られてはいないのだ。


……ならば、鈴は何処へ。


当然、蛇龍乃のすぐ側。

しかし、それは正面ではなく、やや側面ぎみに。



鈴「あたしの勝ち」

蛇龍乃「や、やばっ…」



蛇龍乃は、紛れもなく超一流の術者である。

聡明であるに加え、頭領としての威厳、発言力も申し分無く。

近接での戦闘であっても他の忍びより劣るにしても、鈴相手なら圧倒できるほどの腕は持っている。


……が、そんな蛇龍乃の唯一の弱点。


それは小柄な体、華奢な肉体故の、軽さである。



ズドッ──!



大した衝撃でもない鈴の蹴り。

横から狙われたそれを、咄嗟に防御したとしても。

押し負けてしまって。


ここは、城の屋根上。


一度、足場を失えば。


地上へと、落とされる──。



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