10:村松 ◆9BrTXjPAxI[sage]
2016/07/16(土) 14:10:53.42 ID:zkZ6CQRa0
9.
ここはデカパン研究所。わけのわからない機械が部屋の中央にそびえたっている。
十四松「というわけで、助けて。デカパン博士」
デカパン「ホエホエ、それはまたえらいことになったダスな。ところで、話題の二人の姿が見えないダスが……」
カラ松「二人はまだ見ぬ、ええと、なんだっけな」
十四松「《島村ジョー》だよ」
カラ松「そう、まだ見ぬJOE-girlとの出会いを果たしに行った」
トド松「有体にいえばナンパに行ったの! 昨日、中身がどうとか散々言ってた本人が!」
トド松「僕を差し置いて、あの見た目で、勝ち戦のナンパ、うっ、うっ、うぅーっ」
一松「トッティー、悔しさのあまり顔がトッティーになってる。気をつけて」
トド松「だって、六つ子の中で一番童貞卒業の見込みがあるのは僕のはずだったのに」
トド松「いつの間にかバカ松とシコ松に先越されたんだよ!? 悔しくないわけないじゃんっ」
デカパン「ホエ〜、精神的な消耗が激しいダスな。しかし、解決方法はまだ見つかってないんダス」
トド松「はぁっ!? 何、じゃ、昨日は何してたの!? あのでっかい機械は見かけ倒しなの!?」
デカパン「あれは、エクトプラズムとの対話装置ダス」
四人「えくとぷらずむとのたいわそうち?」
一松「また不気味なものを作ったな……」
デカパン「まあ、聞くダス。O・ジョーことおそ松の周りに漂っていた小さい幽霊が、昨日からこの研究所に居着いてるんダス」
デカパン「あれが《島村ジョー》のエクトプラズムと関係の深いエクトプラズムであれば」
デカパン「あの小さい幽霊と交信することで、解決の糸口が見つかるかもと望みをかけたんダス」
デカパン「完成にはまだ時間がかかるダス、今日のところは帰るダス」
トド松「ほんとにそんなので、おそ松兄さんたちを元に戻せるのかな……」
カラ松「案ずるより産むがやすしだ、トッティー」
一松「よく間違えずに言えたな、クソ松。褒美に死をやろう」
カラ松「何にも褒美じゃないけどォ!? ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!? 鼻に練りからしやめてぇ!!」
十四松「ありがとー、デカパン博士。さようなら」
デカパン「はい、さようならダス」
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