過去ログ - モバP「一ノ瀬志希の策略とはなにか!」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/17(日) 10:59:29.77 ID:I6I8dqE4O
02

その後、彼女はそれに納得しているのか、ときくと、むしろ本人たっての希望だそうだ。
つまり、東京どころか、俺のうちに泊まる事まで、最初から彼女は考えていた。
男と二人暮らしをしたいとは、変わった奴だが、恐らく経済的事情だろう。
きっと、東京にはいたいが、あまりお金を使いたくないのだ。

「おーい、こっちこっちー!」

久しぶりに、聞こえる声。
彼女のもので間違いないだろう。
案外忘れないものだな、と思いつつ、スマートフォンから顔を上げると、果たして手を振る彼女の姿があった。
俺が軽く手を振り返すと、彼女は大きめのスーツケースを押すようにして、此方へと向かってくる。
そして、俺の目の前にくると、スーツケースを止めて傍にやり、鼻から深呼吸をした。

「うんうん、やっぱりこれがなくちゃね」

そう言うと彼女はいきなり俺の首に腕を回して、身体を密着させてきた。

「キミの匂い、やっぱりいいよ。最高!」

「ちょ、一ノ瀬、おまえ!」


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