過去ログ - 赤星小梅「びしょぬれの記憶」
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20: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 14:14:43.62 ID:z6mFNZbg0

「いいえ、副隊長に馴れ馴れしくするなんてできません」

私がそう言うと彼女は少し悲しそうな表情で小さなため息をついた。

「赤星さんはこんな時間まで練習してたの?」

赤星さん。自分の名前を呼ばれてドキっとした。

てっきり下っ端隊員の私のことなんか顔も名前も覚えられていないと思っていた。

「はい。私なんかがここでやっていくには、人より多く練習するしかないと思いまして」

「すごい熱心だね。でもあんまり無理しすぎないで。ケガでもしちゃったら大変だし」

「ご心配していただけるとは恐縮です。副隊長こそこんな時間までお疲れ様です」

「私は戦車を洗ってて。明日が第一回戦だし」

「そんなの私たちに言っていただければ!」

「ううん、自分の戦車は自分でやりたいから」



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