44: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:10:10.26 ID:z6mFNZbg0
「断罪なんてとんでもないです!とにかく顔を上げてください!」
隊長がようやく姿勢を戻してくれると、やっと私の心も落ち着いた。
隊長は神妙な面持ちのまま言葉をつづけた。
「赤星、今回の事故はとても怖かっただろう。
もしかしたらもう戦車に乗ることすら嫌になるかもしれない。
しかし、私がこんなことを言うのもおこがましいのだが、お前には才能がある。
だから……」
苦虫を噛み潰すような隊長の言葉から私は言いたいことを察した。
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