過去ログ - 赤星小梅「びしょぬれの記憶」
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8: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 12:52:38.75 ID:z6mFNZbg0

「お母さん!私もチロ!運転したい!」

「はいはい。お母さんのひざの上来る?」

「いく!」

私は母のひざの上で八九式の操縦桿を握った。

そこは幼少時の私のお気に入りの席だった。

母は私の後ろから手を伸ばし、一緒に操縦席についた。

「それじゃあいくよ、お母さん!」

「はいはい。いっせーの……」

「「パンツァーフォー!」」

ブオンとエンジンの回転が上がり、八九式が前進を始める。



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