過去ログ - 堂島ニーナ「私が見つけた最初の風」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/17(日) 20:52:33.60 ID:J2Ru3kZT0

まどか「ニーナ」

 まどかちゃんの右手が、私の左手と合わさる。

ニーナ「はい、まどかお姉さま」

 私の右手が、掛布団の上に置かれた左手へと這う。

まどか「ニーナ」

 距離が縮まる。

ニーナ「はい、まどかお姉さま」

 手に伝わるぬくもりが愛おしい。長い睫毛が蠱惑的だ。大きな瞳が可愛い。綺麗な髪が香る。白い肌に吸い込まれる。このままだと気が狂ってしまいそう。

 ケーキの時とは違う意味で、時間がゆっくりに感じられた。もしかしたら、本当に時が止まってしまっているんじゃないだろうか。そんな気すらしてしまいます。

 でも確かに、この胸は鼓動を止めていない。それどころか加速する一方だ。

 ただお互いを見つめたまま、名前を呼び合って。そんな空間に変化をもたらしたのは、彼女からでした。



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