過去ログ - 盗賊「その愛の花は…森の奥にひっそりとあった」
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12: ◆ZEwApN5S4o[saga]
2016/07/18(月) 09:59:16.98 ID:lOOlKpynO

情報屋「それで今日はどうしたの?また、何か厄介事にでも?」

盗賊「…鍛冶ちゃんといい、あんたといい。俺はそんなにトラブル背負ってそうに見えんのかい?」

情報屋「フフ。あなたのトラブルって、私の商品になることが多いから。つい期待しちゃって、ね」

盗賊「そうか?あんたみたいな美人に期待されるのは悪い気分じゃないな」

情報屋「あなたのような凄腕はそうそう居ないもの。最高のビジネスパートナーだと思ってるわ」

盗賊「…ビジネスパートナー、ねぇ」

情報屋「それで、情報を売りに来たわけじゃなければ、何かお探し?」

盗賊「ああ。これなんだが」ガサガサ

情報屋「ボロボロね。…依頼、状?」

盗賊「まあ、俺に依頼っていうくらいだから盗みの依頼だと思うんだけどよ」

情報屋「ふむ。まずは家を探せ…か。相手の検討はついてるの?」

盗賊「全然。差出人の名前すら分からんと来てる。そこで、あんたの出番さ」

盗賊「コレ、ここ見てくれよ」ガサ

情報屋「月のマーク…エンブレムかしら、これは?」

盗賊「唯一のヒントがそいつってわけさ。何か、そのエンブレムについて知らないか?」

情報屋「………月…か」

情報屋「…そうね。情報は、ないこともないけど」

盗賊「あ、先に言っとくぜ。俺、今それなりにあるから、金。心配しなくても…」

情報屋「いえ、そうではなくて。これに関しては、直接的なことは何も分からないといっても過言ではないわ。それでもいい?」

盗賊「…どの道、あんたでダメならほぼゲームオーバーさ。あとに控えてるのはせいぜい城下町の酔っぱらいどもだ」

盗賊「頼むぜ」



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