過去ログ - 盗賊「その愛の花は…森の奥にひっそりとあった」
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◆ZEwApN5S4o
[saga]
2016/07/18(月) 09:30:34.19 ID:lOOlKpynO
盗賊「…しゃべると体力使うんだ。話しかけんな」ググゥゥ…
黒猫「…」
盗賊「…」ギュルル…
黒猫「まさかお前、飯がないからって日がな一日呼吸だけしているつもりか?」
盗賊「…うるせぇ」
黒猫「なんとグータラな奴よ…」
盗賊「うるせぇってんだよ」
黒猫「こういう時人間は、″働く猿者、食うべカラス″というのだったか?」
盗賊「ムリヤリ人間様の言葉を使おうとすんな、クソ猫」
盗賊「働かざる者食うべからず、だ」
黒猫「おーっそうであった!惜しかったな…。しかし、場面はピッタリだったはずだぞ」
盗賊「ちっ。化け猫がいっちょまえに知恵つけやがって」
盗賊「…もう、3日もまともなモン食ってねえんだ。働こうって気力も起きねえ…。こうなったら心頭滅却する他あるめえ」
黒猫「食い詰めておいてやることがそれか…?ニートじゃあるまいし」
盗賊「心頭滅却すれば肉もまた具現化するんだよ」
黒猫「…そんな言葉、あったか?」
盗賊「ああ…肉が食いてえ…働きたくねえ…」
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