過去ログ - 盗賊「その愛の花は…森の奥にひっそりとあった」
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3: ◆ZEwApN5S4o[saga]
2016/07/18(月) 09:32:42.29 ID:lOOlKpynO

盗賊「…つーか、何くわえてんだ、お前?」

黒猫「今のお前には必要のないものかもしれんな」

黒猫「依頼状、と書いてあるが」

盗賊「依頼状だぁ?」カサッ

盗賊「…マジでそう書いてあるな」

黒猫「家の前に落ちていた」

盗賊「にしても、ボロボロじゃねーか。よくゴミと間違えなかったな、お前」

黒猫「今、我輩誉められたか?!」

盗賊「『依頼状?−−−盗賊どの』」

盗賊「『依頼を頼みたい。まずは3日以内に我が家を見つけてみせよ。さすれば同封のものは前金としてお前にやろう』」

盗賊「なんだそりゃ」

盗賊「差出人…破れてて見えねーな」

黒猫「おい、盗賊。まだ封筒に何か入ってるぞ」

盗賊「あん?」カサ…

ジャラジャラ…

盗賊「なっ!?」

黒猫「これは…」

黒猫「金貨?」

盗賊「ワ…ワーオ。マジかよ」

盗賊「こりゃあ大金だぜぇ!?」

黒猫「ほう…」

盗賊「どこの誰がこんなもん…!」

盗賊「分かった、アレだな!?俺ってば日頃の行いが良いもんだから、女神さんがちょいとお駄賃包んで…!」

黒猫「日頃の行いの良い盗賊なぞ聞いたことはないが」

黒猫「…しかし、差出人が分からなくては調べようがないな」

盗賊「ん…?」

盗賊「なぁおい。こりゃなんだ?」

黒猫「…月の……エンブレム?」



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