26: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:06:25.54 ID:+OtJikMc0
「したことないって……いや、俺の世代とはまた違うしどうとも言えないけど」
「プロデューサーはしてたの?」
27: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:07:40.72 ID:+OtJikMc0
「そういえばさ」
「茶はやらんぞ」
28: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:09:41.05 ID:+OtJikMc0
「いつ?」
「昨日」
29: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:12:30.20 ID:+OtJikMc0
なんだ、一度スタートを切ってしまったらあとは体が勝手に動くみたいにすらすらって言えるじゃないか。
「吉岡」
30: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:13:04.03 ID:+OtJikMc0
弁が立つプロデューサーのことだからどんな言い訳をするんだろうっておもってたら、なんてチープな自己弁護なんだ。
ソファから滑り落ちそうになったのは大げさでもなんでもない。
「写真とかないから証明するものはないけど、もう一度言う。あれは妹だ」
31: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:16:32.91 ID:+OtJikMc0
「確かにあれはアタシだねー」
「そうだ、確かに伊吹……」
32: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:18:29.30 ID:+OtJikMc0
覚えがあるんだけどどこで知ったのかわからない声が頭の上から聞こえてきた。
その方向を見てみると、どれくらいぶりだろう、懐かしいふたつのおさげがすぐそこにあった。
「えっ、伊吹?」
33: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:19:03.51 ID:+OtJikMc0
「いやいや、なんでお前がいんだよ!」
「なんでって、そりゃ用があるからに決まってんじゃん」
34: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:19:30.31 ID:+OtJikMc0
「ここがどこかわかってるのか」
「芸能プロダクション」
35: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:19:57.75 ID:+OtJikMc0
「先輩の名刺、確かに本物だ……」
「ニセモノ持ってきてどうすんのさ」
36: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/18(月) 23:20:45.26 ID:+OtJikMc0
「お前のそういうところが……ちょっと席外す」
立ち上がってポケットから携帯を取り出すのを見るに、誰かから連絡があったみたいで、自分のデスクに向かっていった。
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