過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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3: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/07/18(月) 23:50:53.48 ID:s2t3tZ320

一般人とは違う特別な存在。スペシャリスト?いやヴェルタースオリジナルだ。
そんなアホな発想を機敏に感じ取ったのか、座ったまま腕を組んでこちらを見据える先生は眉を落として溜息を吐いた。

「だいたい世間一般のことはどうでもいい。君のことを話してるんだから」

「はあ。つまり?」

「別に他の生徒が内職していてもかまわん。だが少なくとも、君が私の授業でやるのは許さん」

「ひでぇ……」

横暴だ。げんなりしていると、それを見て先生はふふんと笑った。
組んだ腕を解いて白衣のポケットに差し込むと、脚を組む。艶めいた大人らしい、そんな余裕を感じられる。

「ま、お説教はどうでもいいか。で、最近はどうだね?」

「どうでもいいんすか。ぼちぼちですよ。少なくともちゃんと勉強はしてます」

「それに関してはあまり心配していないよ。君はやればできる子だからな」

「普段やってないみたいな言い方しないで下さいよ」

「はは、すまんすまん」

謝意のない呟きだった。かといって不快になるものでもないが。



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