過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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38: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/07/24(日) 22:40:20.83 ID:t27WnIh20

時間に区切りがないから、終わりが見えないからいけないのだ。ならばあらかじめ制限をつければ良い。
まあ10分はいささか短い気もするが、とりあえずはそれで良いだろう。

そうして自分を納得させていると、ふと思う。
俺と一色は相性が悪い。いや、その言い方は正確じゃない。ただ単純に俺が弱いのだ。
異性だから。年下だから。理由は多々あると思うが、つらつらと考えていると小町が頭に浮かんだ。しかし一色と小町は違う。似て非なるものだ。

多分。おそらく。まだあの時の負い目を感じているんだと思う。どんな理由があったとしても、俺が一色を生徒会長に推した事実は変わらない。

だから。きっと。折り合いがつくその日が来るまでは。
彼女のささやかなお願いくらい聞いても罰はあたらないんじゃないだろうか。

先に入店した一色に続いて俺も店内に足を踏み入れる。

いつかそうなれば良いなと、淡い期待を抱きながら。





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