過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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53: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/08/01(月) 00:04:45.82 ID:+Bl0EKda0

志望校を打ち明けるくらいやぶさかではない。それでも、なんとなくそれを自分の口で声にするのが気恥かしく感じてしまう。
ならばと通学鞄をごそごそとやって、目的のものを手に取り一色に渡した。

「ほれ。ここだ」

「せ、先輩って……」

「あん?」

「先輩って……やっぱり頭良かったんですか?」

「心底意外だったみたいな顔しないでくれる?」

呆けたような口調でいつかどこかで聞いた気がするセリフを言う。
ただ、俺の志望大学の赤本を手繰り、内容をあらためるその目は真剣そのものだった。



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