過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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57: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/08/01(月) 00:13:24.24 ID:+Bl0EKda0

一色の鶴の一声でようやくお開きとなった。空の器が乗ったトレーを返却口に返すと、入ってきた入り口とは違う、直接外に出ることができる出口の方から外に出た。
空調のきいた店内から出たばかりなので少し暑さを感じるものの、下校して来た時に比べれば今の気温はかなり涼しく感じる。

「ほれ。これ渡しておくぞ」

「あ、どうもどうも。ありがとうございます」

手に持ったままだった、本日の買い出し品が入ったビニール袋をここで手渡す。
駅はすぐそこだ。ここで一色は電車で自宅へ。俺は予備校へ行くために別れることになる。

「じゃあな。気をつけて帰れよ」

「はーい。では!」

びしっと敬礼と共に別れの挨拶を告げる。
俺はそれに首肯で返すと、一色はくるりとスカートを翻し駅に向かって歩き出した。
やれやれこれから勉強かと、重い足を駐輪場に向けると、後ろから「先輩」と聞き覚えのある声で呼び止められたのがわかった。



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