過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
↓
1-
覧
板
20
59
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/08/01(月) 00:17:14.02 ID:+Bl0EKda0
今度こそ一色は振り向くことなく駅に向かい、改札口の向こうへ消えていった。
その背中を見送ってから、駐輪場に向けて歩みを進める。
「頑張れ、か」
誰かが言っていた気がする。頑張っている人間に頑張れと言うなと。それは頑張っている人間に対して失礼であると。
はたしてそうなのだろうか。少なくとも今はそうは思わない。
それは見てくれている証左に他ならないから。応援してくれる優しさだと思うからだ。
だから頑張らなければならない。
ひとりの先輩として、後輩からの応援に応えられるように。
いつか立場が変わった時に、それをしっかりと返せるように。
浮ついた気分を小さな決意をもって抑え込んで、ゆっくりと自転車を漕ぎ出した。
<了>
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
64Res/37.76 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1468852886/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice