11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/19(火) 01:47:47.13 ID:FqTSH1nW0
歌姫「ふー今日ももう終わりね」
傭兵「そうだなー」
傭兵「不満な事と言えば夕食後に掃除をさせられているとこくらいだな」
歌姫「盗賊ちゃんも困ったものね」
傭兵「まさか床に向かって泥を投げ始めるとは思いもしなかったよ」
歌姫「普段そんな素振り見せないから尚更恥ずかしかったのよ」
傭兵「まっ今回は許してやるか。よし、終わった」
傭兵「じゃあ部屋に戻るよ」
歌姫「待って」
歌姫「あなたに渡したいものがあるの」
傭兵「渡したい……もの?」
歌姫「はいどうぞ」
傭兵「……ハートのチョコ?」
歌姫「そう、ケーキとは別に作っておいたのよ」
傭兵「これって」
歌姫「傭兵さん、あなたの事が好きです」
歌姫「もっと早くに言いたかったけど、勇気を出せなかった」
歌姫「でもチョコと一緒に渡せば言える気がしたの」
歌姫「それでも言えるか不安だったけど、盗賊ちゃんが富豪に勇気を出してる所を見て私も頑張らなきゃって」
歌姫「だから、」
歌姫「私と付き合ってください」
傭兵「歌姫………」
傭兵「純粋で、よく笑って、たまに泣いて、常に明るいから純粋な好意を伝えれるんだな」
傭兵「俺だったら照れ臭くてできないよ、それにその純粋さは俺には無い。純粋と言うには血に汚れすぎてる」
傭兵「そんな俺でもいいのか?」
歌姫「ッ!何言ってるの!私はその血がか弱い人のためって知ってる!その時あなたも傷ついてるのも知ってる!」
歌姫「そんなあなたじゃ無きゃ駄目なの!」
傭兵「……女の子にここまで言わせなきゃ分からない何て男の失格だな」
歌姫「そっそうよ。でもまだ肝心の返事が聞けてないわ」
傭兵「ああ、そうだったな」
傭兵「俺も歌姫の事が大好きだよ」
歌姫「傭兵!」
傭兵「もし、もしその気があるなら」
傭兵「これからの人生俺と歩んでくれないか?」
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