8:名無しNIPPER[sage]
2016/07/19(火) 07:31:23.04 ID:E7IAPciio
気がつくと私は公園のベンチで寝ていました
先程までいた事務所ではなく、公園
「え、えっと、プロデューサーさん?あれ?」
キョロキョロ見渡すが、プロデューサーさんの姿は全くなく、あるのは砂場、ジャングルジム、滑り台などの遊具のみ
それに太陽の日差しは傾いており、公園の時計をみると、5時を刺そうとしています
あ、あれー?さっきのは夢?
私疲れすぎてどこかの公園で寝てた?
とりあえず移動しようと立ち上がると、じゃり...と音が鳴り、ウサギ柄の銀時計が私の服から垂れ下がる
夢じゃ...ないよね
確かにこの銀時計を貰ったのだ、ならもしかして...ドッキリ?
それにしては雑すぎるような...
ふと、公園前に掲示板があるのを見つける。私は何気なくその掲示板の前に立ち、貼られている紙の内容を見ます。
それは不審者注意の貼り紙で、最近この付近に出没している不審者の似顔絵が書かれていました
その似顔絵を見て私は20年前の少女誘拐事件を思い出しました。その時の人の顔とそっくりである、お母さんに「あんたは危なっかしいから注意しな」と口酸っぱく言われたものです。
...というより、本人ではないでしょうか?私の記憶で見た掲示板に写っていた顔と瓜二つ。
そして日付を見る
一瞬、何が書かれているか理解できませんでした
"発行日 19XX年 X月X日"
見間違いかと思い、他の貼り紙も見る
"発行日 19XX年 X月X日"
"発行日 19XX年 X月XY日"
"発行日 19XX年 X月XZ日"
どれもこれも、私の過ごした時期の20年前
つまり
菜々「タイムトラベル...しちゃいました...?」
アニメのような体験は、実際にすると困惑しかない
そう学んだ瞬間でした
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