4: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2016/07/19(火) 18:35:31.84 ID:LBiNUN760
甘兎庵のことは当然チノも知っていた。
どうやって家に入り込んだのかは分からないが、きっと自分には想像出来ないような大変なことがあったのだろう。
そう思いチノはあんこを膝に乗せその背中を優しく撫でてあげるのであった。
やがてココアが慌しく戻ってくる。
その腕に救急箱とティッピーを抱えて―――
あんこ「・・・」
ティッピー「ふぇ?」
チノ「あ……」
次の瞬間
ティッピー「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
あんこ「・・・」
あんこは怪我が嘘のように、いつものようにティッピーめがけ勢いよく飛び掛っていった。
ココア「ちょっ!!あんこ!?」
チノ「ダメだすよあんこ。大人しくしていないと」
ティッピー「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
あんこ「・・・」
チノ「コ、ココアさん。そっちへ行きました捕まえてください」
ココア「え?あ?う、うん」
その後なんとかあんこを捕まえようとするも凄まじいスピードで走り回るあんこもティッピーも捕まえることは出来ず、やがて………
ガッシャーン!!
助走をつけたままティッピーは勢いよく窓ガラスを突き破り、夜の空へと飛び出した。
あんこ「・・・」
そしてその後をあんこも追うかのようにジャンプするのであった。
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