過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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145: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:01:26.01 ID:k22btAbL0
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【北の王国・最北の街】

女「ま、魔法使い様…本当に行かれるのですか?」
以下略



146: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:03:03.96 ID:k22btAbL0
魔法使い「あなたはあなたの人生を生きなさい。あなたにも家族や友達、恋人…何らかの大切なものがあるでしょう。私なんかに構う暇があるなら、もっと有意義に時間を使った方がいいわ。」

女「…わかりました。だったらこれは…私の独り言です。私は自己満足の為に、この言葉を口にしようと思います。」

女「…せめて未来が、どうか魔法使い様にとって悔いのないものでありますように。」
以下略



147: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:04:31.07 ID:k22btAbL0
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以下略



148: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:05:04.37 ID:k22btAbL0
勇者「…絶対に魔王を倒して帰ろう。4人で、誰も欠けずに、だ。」

魔法使い「ええ!私達に不可能はない…そうでしょ?」

僧侶「はい!怖くないと言えば正直嘘になります…でも、皆さんと一緒なら魔王にだって打ち勝つ事ができる…」
以下略



149: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:06:25.03 ID:k22btAbL0
魔法使い「もう、勇者ってば強いしハンサムなのに、なんでこう肝心な時に女々しいかなぁ…。」

勇者「め、女々しいってなんだよ?!」

魔法使い「『魔法使いは絶対に俺が守るぜ!』とかビシッと言えない訳?」
以下略



150: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:06:57.42 ID:k22btAbL0
戦士「ま、俺は空気読んでそろそろ寝るわ。お前らも仲直りしたらとっとと寝ちまえよ。」ガタッ

僧侶「それでは私も失礼しますね、おやすみなさい。」ガタッ

僧侶「…って、きゃっ?、」ビターン
以下略



151: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:07:46.82 ID:k22btAbL0
勇者「その…さっきはごめん。」

魔法使い「…ううん、私も言い過ぎちゃった。」

勇者「…魔法使いの事は俺が守るよ。」
以下略



152: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:09:09.60 ID:k22btAbL0
魔法使い「あんたは強い…力もそうだけど、何よりも心が。」

魔法使い「迷いの森で丸1日彷徨った時も、回復アイテム一式を袋ごと燃やされた時も、最後の四天王に街全体を人質に取られた時も…あんたは決して諦めなかった。」

魔法使い「あんたがいたから、ここまでこれた。あんたは世界中の希望を背負ってるの。街の人だけじゃない、私の希望も。」
以下略



153: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:11:05.16 ID:k22btAbL0
魔法使い「…時を巻き戻せる魔法があればいいのにね。そんなものが存在するなら、私は10年でも20年でも研究に没頭してやるわ。」

魔法使い「…」

魔法使い「戻せない、救えない、生き返らない、変えれない、取り戻せない。」
以下略



154: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:17:49.39 ID:k22btAbL0
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【魔王城】

勇者「ははは…」
以下略



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