過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
1- 20
148: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:05:04.37 ID:k22btAbL0
勇者「…絶対に魔王を倒して帰ろう。4人で、誰も欠けずに、だ。」

魔法使い「ええ!私達に不可能はない…そうでしょ?」

僧侶「はい!怖くないと言えば正直嘘になります…でも、皆さんと一緒なら魔王にだって打ち勝つ事ができる…」
以下略



149: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:06:25.03 ID:k22btAbL0
魔法使い「もう、勇者ってば強いしハンサムなのに、なんでこう肝心な時に女々しいかなぁ…。」

勇者「め、女々しいってなんだよ?!」

魔法使い「『魔法使いは絶対に俺が守るぜ!』とかビシッと言えない訳?」
以下略



150: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:06:57.42 ID:k22btAbL0
戦士「ま、俺は空気読んでそろそろ寝るわ。お前らも仲直りしたらとっとと寝ちまえよ。」ガタッ

僧侶「それでは私も失礼しますね、おやすみなさい。」ガタッ

僧侶「…って、きゃっ?、」ビターン
以下略



151: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:07:46.82 ID:k22btAbL0
勇者「その…さっきはごめん。」

魔法使い「…ううん、私も言い過ぎちゃった。」

勇者「…魔法使いの事は俺が守るよ。」
以下略



152: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:09:09.60 ID:k22btAbL0
魔法使い「あんたは強い…力もそうだけど、何よりも心が。」

魔法使い「迷いの森で丸1日彷徨った時も、回復アイテム一式を袋ごと燃やされた時も、最後の四天王に街全体を人質に取られた時も…あんたは決して諦めなかった。」

魔法使い「あんたがいたから、ここまでこれた。あんたは世界中の希望を背負ってるの。街の人だけじゃない、私の希望も。」
以下略



153: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:11:05.16 ID:k22btAbL0
魔法使い「…時を巻き戻せる魔法があればいいのにね。そんなものが存在するなら、私は10年でも20年でも研究に没頭してやるわ。」

魔法使い「…」

魔法使い「戻せない、救えない、生き返らない、変えれない、取り戻せない。」
以下略



154: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:17:49.39 ID:k22btAbL0
−−−

【魔王城】

勇者「ははは…」
以下略



155: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:24:02.26 ID:k22btAbL0
魔王「…闇の力に溺れたか、勇者よ。」

勇者「溺れた?ははは、違うね…俺はこうなる事を望んだんだ!!望んで望んで望んで…数え切れない罪を重ねてきた!!人の身を捨て、俺を待ち続けた僧侶を殺し、たった1人の理解者だった魔法使いをも裏切った…」

勇者「そして王を殺し!!民を苦しめ!!街を壊した!!世界を絶望の底へと叩き落とした!!」
以下略



156: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:26:44.81 ID:k22btAbL0
魔王「…ククク。」

魔王「ククククク!!」

勇者「な、何がおかしい?!」
以下略



157: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:27:47.76 ID:k22btAbL0
魔王「貴様が我が城を訪れ、魔族になりたいと…私の仲間になりたいと言ったあの日。私は貴様を嘲笑ってやるつもりだった。その程度の覚悟だったのか、とな。」

魔王「しかし貴様は、憐れにも命乞いする仲間の首を刎ねた。その瞬間、私はかつてない興奮を覚えたよ…正義の為に、人はこうまでも容赦なき悪に染まれるのかと。」

勇者「…正義だと?ふざけろ。俺は正義の味方なんかじゃない…ただお前を殺す為に、全てを捨てた復讐者だ。」
以下略



228Res/147.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice