過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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159: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/23(土) 03:29:08.85 ID:k22btAbL0
魔王「全力で戦ってみたい…その思いが叶う事は今までなかった。生まれつき強かった私は、それまで烏合の衆だった魔族共を纏めあげ、魔王という自らの地位を確立した。」

魔王「私の次に強い者を側近として仕えさせ、その下に四天王、またその下に上級魔族…階級制度を作り、差別を生むと同時に互いに互いを見張らせた。縦型組織の枠組みの完成だ。そうする事で反乱を防ぎ、また魔族共からも憎しみを得られるという仕組みだ。」

魔王「人間と魔族…双方からの負の感情を一身に背負う私が、圧倒的な強さに到達するのに時間はかからなかった。魔王の座に就く過程こそ多少の苦労はしたものの…それっきりだ。」

魔王「今の貴様なら少しはわかるだろう?使い道のない絶大な力を持て余した故の悩みが。」

勇者「そいつぁ残念、悪いがちっとも共感してやれねーな。俺のこの力には使い道がある…お前を殺す。」

魔王「…ククク、そうであったな。あぁ、武者震いなどいつぶりか…今日という日を私は永遠に忘れぬ事だろう。」

勇者「…もう御託はいいだろ、俺はお前を殺したくてウズウズしてるんだ。とっととおっ始めようぜ。」

魔王「よかろう…さぁ、見せてみろ!羅刹となった貴様のその忌むべき力をっ!!」

勇者「俺を泳がせた事、後悔すんなよ…いや、させてやるっ!!己が愚かさを嘆き、奈落の底で血の涙を流すがいいっ!!」ズォウッ


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