過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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17: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/20(水) 08:37:03.52 ID:Ov+eE5uhO
勇者「…理屈はわかった。もういいだろ…仕組みを理解した所で、今ここで俺達にはどうしようもない。」

勇者「殺るならさっさと殺れ。」

魔王「…いや、1つ面白い事を思いついた。」

魔法使い「な、何…?」

魔王「貴様らは見逃してやろう。せっかく命拾いしたのだ、せいぜい無様に帰るがいい。」

勇者「?!」

魔法使い「…あんた、とことん計算高くてずる賢いのね。」

魔王「ククク。世界の為に意気揚々と旅立った英雄4人は、その半分を失った挙句に魔王には全く歯が立たず、その顔に絶望を張り付けて故郷の国へと逃げ帰りましたとさ…めでたしめでたし。」

魔王「それを知った王は、民は、世界は…果たして如何な想いを抱くかな?」

勇者「…深く絶望し、今以上にお前を憎むだろう。」

魔王「そうだ。」

魔法使い「それがあんたの狙い…。」

魔王「もっとも…私がこれ以上強くなっても、その力を振るう機会はなさそうではあるがな。世を支配する事にも飽きた…いっそ全て滅ぼして終わりにしてしまおうか?」

勇者「なっ…!!」

魔王「あるいは、ひたすら意味もなく強さを追究してみるのもまた一興かもしれん。果たして私はどこまで登り詰める事ができるのか…ククク、それも悪くはないな。」

魔王「とにかく、私は貴様らを見逃す事に決めた。それが嫌なら自害でもするのだな。」

魔法使い「そんな…!!」

勇者「腐ってやがる…!!」

魔王「それではお別れの時間だ。」

魔法使い「ま、まっ…」

バシュンッ!


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