過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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59: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/21(木) 06:32:53.68 ID:M+3Ego/D0
勇者「何か他に策はないだろうか…俺達だっていずれは歳老いて戦えなくなる。それに、この瞬間にもどこかで苦しんでいる人達がいるんだ。早くしないと…!!」

魔法使い「他の策…そうね。これも不可能に近いけど…いっそ魔王を悪者でなくしてしまうっていうのはどう?」

勇者「魔王を悪者でなくす?」

魔法使い「そうよ。『魔王は悪い、だけど憎むな。』…これは無理がありすぎるわ。だったら、根本から人々が持つ魔王のイメージを塗り替える…」

魔法使い「そう、例えば誰かに操られていたとか。」

勇者「誰かって…誰だよ。魔王を操れる奴なんて思い浮かばないぞ。」

魔法使い「問題はそこなのよね…この策は以前にも思い浮かんだ事があったんだけど、結局そこがネックになって諦めたの。」

勇者「…」

魔法使い「まぁ忘れて。それか、魔王を倒す事ができないなら、いっそ魔王をどこか違う時空にでも隔離して閉じ込めてしまうとか…駄目か。そんな魔法聞いた事もないし。例の大規模精神魔法よりも難しそうだわ。」

勇者「…いや、待てよ。」

魔法使い「ん?」

勇者「…いけるかもしれない。心当たりがあるぞ、魔王すら操れそうな奴が!」

魔法使い「本当?!」

勇者の思いつきはとんでもないものだった。
だがしかし、とんでもないものだからこそ可能性もあった。
そしてこの勇者の閃きが、大きく状況を動かす事になる…。


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