過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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6: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/20(水) 08:25:43.01 ID:Ov+eE5uhO
男「お、お願いします勇者様!」バッ

勇者「どうしました?」

男「昨日うちの娘が魔物に攫われ、南の鉱山で奴隷として働かされているんです…どうか助け出してはいただけないでしょうか?」

勇者「はい、喜んで。」

男「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!」

勇者「ですが…狭い鉱山内での戦闘は危険です。奴隷にされている方たちが人質に取られる可能性も大きいですし、何より落石が起きれば皆無事ではいられません。」

勇者「魔王さえ倒せば、魔族達が人間に強いている奴隷制度もなくなります。なのでまずは魔王を倒し、魔王軍を無力化してから娘さんの救出に向かう事になります。」

男「わ、わかりました…。」

勇者「安心して下さい。俺達は必ずや魔王を倒してみせます。そして娘さんも…この街も救ってみせます。」

男「はい!力なき私には何もできませんが…陰ながら皆様のご武運をお祈りしております!」

男は深く腰を折り、頭髪の抜け落ちたみすぼらしい頭を勇者達に見せつけると、角にある民家へと消えていった。

僧侶「可哀想に…娘さんの心配であんなに髪が…。許せません、魔王!」

魔法使い「いやいやいや。そんな1日でハゲないでしょ。娘さんが攫われたの昨日って言ってたじゃない。」

僧侶「!!」

僧侶「わ、私とした事が…そ、それではうっかり先程の方を冒涜してしまったのでは…!!」

僧侶「ち、違います!私そんなつもりじゃ…!!ツ、ツルツルの頭だって触り心地がよさそうですし、それはそれで美しいという見方も…!!」

魔法使い「…僧侶って結構天然よね。」


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