過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
↓
1-
覧
板
20
71
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 19:55:56.25 ID:47smt+axO
おばさん「…私が思うに、人というのは何かに縋りたい生き物なのですよ。それが神であったり、勇者であったり…自分よりも尊く偉大な存在に、心の拠り所を求めるのです。そしてその対象に、理想を当てはめる…身勝手な話かもしれませんが、実際そうする事で平静を保っている人は少なくない。」
魔法使い「心の拠り所…か。」
おばさん「だからきっとその信者の方も、神父自体が許せなかったと言うよりは、自らの思い描く神の姿を否定された事が耐えられなかったのでしょう。」
勇者「…自分で言うのはあれだが、それは神を俺に置き換えても起こり得る話だよな…。勇者擁護派と勇者反対派で争いが起きる可能性だって…」
魔法使い「勇者、考え過ぎよ。それに…もしそうなったとしても、そこまでの責任を勇者が背負う必要はないわ。別にあんたは今まで1度も、誰かに自分を崇めろとか敬えなんて言った事ないじゃない。全部周りが勝手にした事よ。」
勇者「そう…なのかな…。」
おばさん「…あらいけない、お飲み物を忘れていましたわ。すぐにお水を持ってきますね。」
おばさんはそう言うとにっこりと微笑んで部屋から去った。
彼女はかつて、魔法使いの訓練生時代に訓練所で調理師をしていた女性だ。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
228Res/147.30 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1468970195/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice