過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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86: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/22(金) 02:22:15.55 ID:xRA2pwCe0
勇者「今思えば馬鹿げた話さ。そもそも俺達がお前に勝てなかったのは、人間達がお前を憎んだからだ。あいつらは俺の力を頼るばかりで自分では何もできない…挙句、俺に魔王を倒せと使命を課したくせに、その倒すべき魔王を強くするんだ。これ程ふざけた事はない。」

勇者「あんな奴らの為に命を懸けて戦ってきたなんて、自分を呪いそうだよ俺は。」

魔王「まぁ、貴様の言い分は最もだな。それで…貴様は何をしに再びここへやってきたのだ?」

勇者「…」

勇者「…仲間にしてくれないか。」

魔王「何?勇者が魔王の仲間にだと…?ククク、こいつはとんだ笑い話だな!」

勇者「笑われたっていい…俺は人間でいたくないんだ。あんな奴らと同じ血が通っていると思うだけで吐き気がする。」

魔王「…本気で申しておるのか?」

勇者「俺を魔族にしてくれ…お前の力なら、それも可能だろう。」

魔王「…面白い。天地程の力の開きがあるとは言え、一応貴様はこの世で私に次いで強いしな…。確かに貴様を魔族に変える事は可能だ、私の血を飲むだけでいい。」

勇者「だったら…!!」

魔王「…だが、その前に1つ。やってもらわねばならん事がある。」

勇者「…一体なんだ?」


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