過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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88: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/22(金) 02:24:26.69 ID:xRA2pwCe0
魔王「我らが雌雄を決したあの日…貴様と魔法使いを空間転移させた後、私はこの女の心臓がまだ動いているのを確認した。すっかり息絶えたものと思っていたが、どうやら意外と生命力が強かったらしい…とは言っても、死んでいるのと何ら違わぬ状態であったがな。」

魔王「魂が離れる前の段階なら、私の魔力を以てすれば蘇生も容易い。この女は我々には決して扱う事のできない白魔法の使い手…それも最高峰のな。何かに使えるやもと思い、傷を癒やしてやったという訳だ。逃げられぬよう、足だけはあえて再生を施さなかったが。」

僧侶「…」

僧侶は得意気に語る魔王をひとしきり睨んだ後、勇者の方へと向き直った。

僧侶「長かった…」

勇者「え…?」

僧侶「私は…待ち続けていました…。勇者さんなら、必ずいつかまたこの場所に魔王を討ちにやってくるはずだと信じて…。」

勇者「…」


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