過去ログ - 【モバマスSS】シンデレラたちの昼
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 00:10:41.73 ID:9JG8pRn10
/ピャアアアアアアアアアアアアアア!\


 蘭子の悲鳴……っ! くっ……警察に連絡してる暇はない……あたしがなんとかしなきゃ!


奈緒「うおおおおお! 蘭子大丈夫かあああああ!?」

蘭子「な゛お゛ち゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛ん !」


 もうこれ以上ないくらい泣いている蘭子が駆け寄ってきてあたしの背中に隠れる。


拓海「お、おいっ。ア、アタシはなんもやってねーぞ!」

奈緒「嘘つけ! 犯人はみんなそういうんだっ! ライダースーツにヘルメットとか犯人以外誰が着るんだよ!」

拓海「ライダーじゃねーかな……」

奈緒「……」

拓海「……」


 そうかもしれない。よく見たら玄関先にバイクもおいてあるし……勘違いした? いやでも謎のでかいバックを持った見ず知らずの人間がアイドルの女子寮にやってくるってやっぱりそういう目的なんじゃ……
 少し混乱し始めたあたしは、謎の女から目を逸らさないように気をつけながら、蘭子ごとジリジリと後ずさる。

拓海「おい……お前らまだわかんねえのか?」

奈緒「な、何が……はっ! もしかして仲間がいるのか!? ゆうかいなんて絶対バレるんだからな! やめるなら今だぞ! なっ!」

拓海「しねーよ! 人をなんだと思ってやがるっ!」


 誘拐犯だと思ってる。


蘭子「わ、我が友よ……ヒック……そ、そのものは我らを、拐かそうとしているのではない……」


 背中に抱きついたままの蘭子がそう言いながらも後ろに下がり続ける。 犯人じゃないなら、なんで蘭子は未だに怯えているんだ……? きっと、きっと何かが……そ、そうか!


奈緒「お、お前!」

拓海「あん?」

奈緒「お前は向井拓海だな!? さっきテレビで見たぞ!」 

拓海「おぉ! やっとわかったみて〜だなっ! それで要件なんだけどよ……」

奈緒「は、這いつくばらせに来たんだな!? あたしらしかいないのを狙って……!」プルプル

蘭子「はいつくばらされるぅ……」プルプル

拓海「ちっげーよ! ああもうめんどくせェ! オイ! いい加減出てきて説明しやがれっ!」




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