4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 07:16:02.31 ID:WS61jmC70
武内「はい」
所長「レンジャーとして最前線を経験」
所長「とある前線での掃討任務の際、解放戦線のゲリラ攻撃を受けて左目を負傷」
所長「現在の視力は?」
武内「術後は良好ですが……。負傷の影響で視力は大幅に低下し、視界のほんの一部が歪んでいます」
所長「なるほど……。日常生活に支障は?」
武内「ありません」
所長「激しい運動は?」
武内「できます」
所長「よろしい……」
所長「それでは、君が自衛隊を除隊した理由は、第一線で戦うことができなくなったから――それで良かったかい?」
武内「その通りです」
武内「手術は成功しましたが、視力の関係で第一線から外されました」
所長「君が望めば、留まることはできたということか」
武内「はい」
所長「第一線にこだわる理由は?」
武内「戦闘です」
所長「戦うことが好きなのか?」
武内「違います」
所長「それでは、なぜ?」
武内「解放戦線の奴らを殺すためです」
所長「そこまで憎む理由は……」
武内「それは――」
所長「幼い頃に、家族を殺害されたから?」
武内「……」
武内「はい」
所長「故郷を追われ、一時的に疎開を余儀なくされた」
所長「その後君は養護施設で育ち、自衛隊へ入隊」
所長「――なぜ、我々の声に応えたのかね」
武内「この研究所では、義体とともに特殊な任務を行っていると聞いたので」
所長「その任務で、解放戦線の人間を消すことができるから……というわけか?」
武内「はい」
所長「なるほど……。よろしい」
所長「この場所では、君の望みが叶うだろう」
所長「その代わり、こちらの要求にも応えてもらうことになるが……いいかね?」
武内「もちろんです」
所長「君には義体の担当官になってもらいたい」
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