過去ログ - 高槻やよい「なんかねー、妊娠してるらしいんだって」
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47: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:26:05.99 ID:tT/aPkNK0
 
「あのね! 随分と混乱してるようだけど、まだ響の妊娠は確定じゃあないんだよ? なのにどーしてまぁそんなこと……
 大体、プロデューサーがボクらの休日に付き合ってくれることだって、前からよくあることだったじゃないか。
 仕事の合間の息抜きだとかなんとか、それらしい理由を律子に向けてでっちあげてさ!」

以下略



48: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:31:15.54 ID:tT/aPkNK0

「それにプロデューサーって悩みの相談に乗ってくれたりもしてくれて。私、家では自分が一番お姉ちゃんだから、
 プロデューサーと一緒にいると時々本当のお兄ちゃんみたいに思えて、その度に『うっうー!』って気分になりますもん!」

「あー、やよいのその気持ち、ボクにも何となく分かるかな。
以下略



49: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:33:38.06 ID:tT/aPkNK0
 
「そ、そりゃあ私だってティータイムの話し相手が欲しいからってアイツを呼び出したことの一度や二度はあるけれど……
 
 で、でも! それだって事前に向こうが暇してるって言ってたからで、
 別に私から無理やり付き合わせてたわけじゃないんだから。……そ、そこの所は、アンタも勘違いしないでよねっ!」
以下略



50: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:35:28.29 ID:tT/aPkNK0
 
「ちょっとちょっと春香、勘違いしないでよ。別にボク達だってプロデューサーと遊ぶために会ってるわけじゃないんだし。

 やよいも言ってたけど、ボクらは相談事を聞いてもらったり、自分の手に余る用事を手伝ってもらってるだけで……
 それも大抵ボクらから頼むんじゃない、プロデューサーの方から声をかけてくるんだから」
以下略



51: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:36:32.30 ID:tT/aPkNK0

 そうして微笑んだ千早に、春香が「てへへ」と照れたように微笑み返す。
 すると二人のやり取りを聞いていた真が、やれやれと言った様子で首を振り、

「とにかくさ。ボクが言いたいのは響とプロデューサーが例え一緒にいたとしても、何の不思議も無いってこと。
以下略



52: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:37:42.24 ID:tT/aPkNK0

「うぅ……やっぱり私、肝心なところでダメダメだよね。
 頭では『大丈夫だ』って理解してるつもりなのに、いざ本物を前にしたら足がすくんで、体も動かなくなっちゃって。

 ……結局二人にも、そのまま声をかけそびれちゃったんだ。
以下略



53: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:39:30.87 ID:tT/aPkNK0
 
「まぁ、過ぎたことを言ったって始まらないわ。それよりもこのままじゃ私たち――」

 ――何の結論も出せないわね。そう、私が言おうとした時だった。

以下略



54: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:41:39.92 ID:tT/aPkNK0

 私が不思議に思ってそのことを尋ねると、小鳥も首を傾げて心配そうに答える。
 
「それが社長も律子さんも、二人とも連絡がとれなくて……響ちゃんの疑惑があるから、私も早く相談したいんだけど、
 プロデューサーさんの方もさっきからずっと誰かと話し中なのよ」
以下略



55: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:43:53.33 ID:tT/aPkNK0
 
「ど、どうしちゃったんですか律子さん!? その顔に、その恰好……!」
 
「う、ぐぅ……小鳥さん、小鳥さあぁぁん!」
 
以下略



56: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/07/27(水) 18:46:23.64 ID:tT/aPkNK0
 
 だから私たちも、これは何か余程の事が起きたに違いないと身構えてたの。
 そうしたら案の定、律子の口から飛び出したのは……。

 
以下略



57: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/07/27(水) 18:48:43.86 ID:tT/aPkNK0
>>26 訂正
×「春香! アンタはちょっと黙ってなさい! それでやよい、その後一体どうなったのよ?」
○「春香、お願いだからアンタは少し静かにしてて……それでやよい? その後は一体どうなったのよ?」
>>51
×「うん、実はそうなんだ。本当はその時、私は二人に挨拶をしようとしてたんだけど……ちょどほら、あの子も一緒で。
以下略



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