過去ログ - THE IDOLM@STER OVER WORLD
↓
1-
覧
板
20
24
:
名無しNIPPER
2016/07/23(土) 17:01:11.44 ID:G7thJZfF0
「美希、怖い思いをさせてごめんな。約束する、これが終わったら俺は一切暴力を使わないし、銃なんて手にしない。だから……」
「美希ね、プロデューサーのことずっと見てきたの。だからわかるよ、今のプロデューサーの目、嘘ついてる時の目なの」
美希の言う通り、彼が言ったことが嘘になるのは明らかであったし、彼も自らが嘘を言っているこ とは自覚していた。
しかし、それを指摘されたことよりも、彼は彼女と同じく彼女の『目』を気にしていた。
彼はもう長い間彼女と時間を共にしてきたが、彼女のこんな『目』を見るのは初めてであったからだ。
「やめてくれ……、美希……そんな目で俺を見ないでくれ」
彼はこの『目』を知っていた。
その記憶を振り払おうとすればするほど、彼の大脳皮質に住み着く少女が呟く。
『アナタはここで私と死ぬの』
『死にたくなるほど生きて、生きたいと願いながら死に続けなさい』
少女の『目』は彼を見つめている、彼の『目』ではなく彼のもっと奥底を。
「やめろ……やめてくれ!」
プロデューサーが再び銃を連射する。無論、翼の前では9mm弾など無力に等しい。
だが、それは相手が兵士の場合だ。
なんの防御能力も持たない、星井美希の命を奪うには十分な殺傷能力だった。
「プロデューサーさん!?」
弾丸が美希の眼前に迫る。
だが、彼女は驚愕することもなく、妙に『納得』していた。
まるで彼に殺されることが、産まれながらの運命であるかのように。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
52Res/53.41 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - THE IDOLM@STER OVER WORLD -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1469256822/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice