過去ログ - 玄「全国咲-saki-おもちコンテスト(ドラフト部門・前半編)なのです!!」
1- 20
423:omochi ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2016/07/26(火) 19:48:38.34 ID:FzxElbG80

慕「…?!」

尭深「せ、千里山…?」

誓子「何言ってんの園城寺さん?! フザケないでよ! あなた初日の時、メイドカフェで一人だけ働きもしないで寝てたじゃない!」

怜「せやな。 あん時はうちは正直1%も“ガチ”じゃなかったで。 ま、そのあとのセクハラオヤジを退治するんは本気やったけどな」

誓子「………」

怜「それに桧森さん… あんたも分かっとるやろ? 今回のコレは… あん時の団体戦とは比較にならへん。 身を削るような熾烈な闘いになるで…」

怜「…まあ、そうは言っても、別にええんやけどな? こんなの突き詰めればふざけた余興なんやから、リーダーがちゃらんぽらんにヤレばええって考えとるんなら、それはそれで別にええ。 適当に遊び気分でやったって、何も困ることはあらへん」

怜「玄ちゃんも、勝負云々より楽しむことを優先して欲しいとか言うとったしな。 ・・・せやけどな、仮にコレを“ガチ”でやらんかったら… ソイツには何も… 一切何も残らへんやろな」

怜「喜びも、悲しみも、生きとる実感も、何も残らんで。 そんくらいなら、初めからヤラん方がええんちゃうか? と、うちは思うんやけどな」ジロリ


慕「………」カタカタ


慕は… 恐れ、怒り、驚き、悲しみ、恥……などの感情がないまぜになり、カタカタとその小さな体を震わせていた。

怜の迫力は尋常ではなかった。

インハイのチャンピオン宮永照との死闘・・・ そして小5の時の竜華を賭けた麻雀勝負など、怜はいくつもの身を焦がすような真剣勝負を経験しており… 普段はちゃらんぽらんに振る舞ってはいても、自分なりの勝負に対する哲学をもっていた。


怜「ナナさん・・・ あんたのお母さんも、そういう人か」

慕「え?!」

怜「真剣勝負の意味すら知らん甘ちゃんか。 だから娘もこんな風に育つんかw」

慕「いっ!? ちがうっ!!」クワッ=3



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
432Res/120.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice