過去ログ - 春香「守りたいもの」
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105:名無しNIPPER
2016/07/27(水) 20:32:54.23 ID:sMihRnaL0

「あんたら‥‥‥よくもっ!」


亜美の悲惨な姿に、冷静さを失う伊織。
彼女がバッグの中から新たな武器を取り出そうとしたその時。


「ダメだよ、伊織ちゃん!」


がっしりと掴まれた右腕に、伊織が顔をあげる。
そこにいたのは、先ほどまで後方に隠れていたはずのやよいだった。


「亜美は私が助けるから!」
「でもっ!あれじゃもう!」
「きっと大丈夫。私達は『あれ』さえ割れなければ平気だから」
「だからって!やよい一人じゃ危険よ!」
「ううん、伊織ちゃんも知ってるでしょ?私はへーきだよ!」


そう言うと、隠れることもせず、立ち上がって歩き出すやよい。
無論、ヴィソトニキが黙ってみている訳もなく、やよいに向けて次々とカラシニコフを連射する。
彼らの狙いは正確で、やよいの小さな体にしっかりと命中させていた。
だが、やよいの体には傷ひとつつくことがなかった。
いや、正確に言えば、やよいの体を5.45o弾が貫いた直後、驚異的な速さで傷口が塞がっているのだ。


「ほう、面白いな。これ以上は弾の無駄だ!全員銃を下ろせ!」


バラライカの指示にヴィソトニキが一斉にカラシニコフを下ろす。
亜美の元に辿り着いたやよいは、しゃがみこんで何かを確認した。


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