45:名無しNIPPER[saga]
2016/07/23(土) 23:41:03.94 ID:G7thJZfF0
「あずさ……さん?」
「何故、公安に?長期休養中のはずでは?」
「事情は後で説明するわ〜、春香ちゃんの『それ』もその時にね」
「ッ!?なんでそれを?」
「見ればわかるわよ〜」
あずさは春香が異能力を手に入れたことに、気づいているようだった。
だが、それは公安の情報によるものではなく彼女個人の特異的な勘のようなものであることは、他の局員の反応からも明らかだった。
「朱ちゃん、この三人の扱いは保護としてお願いできるかしら?彼女達はおそらく被害者です」
「ですが……右の少女はともかく、残り二人は潜在犯と、もう一人はおそらく免罪体質です。抵抗の意志がないとはいえ、いくらなんでもそれは」
「そうよ!この場の処分はないにしろ、最悪でも連行します。だいたい三浦監視官、いい加減先輩をちゃん付けで呼ぶのをやめなさい」
霜月のあずさへの個人的な指摘に対し、あずさではなく朱が弁解しようとしたその時だった。
電子音が鳴り響き、朱の腕についた端末にホログラム画面が出現する。
そこに映っていたのは銀髪の壮年女性だった。
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