過去ログ - 【俺ガイル】八幡「由比ヶ浜、お前トイレ我慢してるだろ」
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1:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:27:44.16 ID:cazc27xC0
結衣「……してない」

八幡「嘘つけ。遠慮なんかすんなっていつも言ってんだろ」

結衣「うん…ごめんねヒッキー」

八幡「謝るようなことされてねーよ」

高校卒業後の春休み由比ヶ浜は交通事故に遭った。
いや、本当は俺が遭うはずだった。
由比ヶ浜の犬が交差点に飛び出した所を俺が追いかけた時に由比ヶ浜は俺を庇って車に撥ねられた。
その後遺症で由比ヶ浜は下半身不随になり車椅子生活を強いられ今に至る。

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2:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:29:40.37 ID:cazc27xC0
結衣「ヒッキー…ごめんね」

八幡「だから謝るなって」

結衣「うん…ごめんね」
以下略



3:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:30:30.39 ID:cazc27xC0
俺と由比ヶ浜は県内の同じ大学に進学して付き合っている。更には同棲している。
卒業式の日に俺は由比ヶ浜に告白されたが、俺はその時の返事を保留にした。
後ろの陰から雪ノ下が見ていたのに気付いていたからだ。
俺は朴念仁ではない、それどころか勘は良い方だ。
雪ノ下の気持ちに気付いていた俺は由比ヶ浜の告白を保留した。雪ノ下の口から雪ノ下の気持ちを聞いてから両方とも断るつもりだった。
以下略



4:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:31:34.25 ID:cazc27xC0
1年前 奉仕部 部室

八幡「ここに来るのも今日で最後だな」

雪乃「そうね。何故来たの?クラスの人達で集まりがあるんでしょ?」
以下略



5:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:32:49.61 ID:cazc27xC0
雪乃「何で返事を後回しにしたの?貴方が女の子から告白されることなんてもう未来永劫無いというのに」

八幡「お前からも聞かなきゃならないと思ったからだ。由比ヶ浜もそれを察したはずだ」

雪乃「どういう意味かしら?私が貴方に好意を抱いているとでも思ったの?自惚れないで」
以下略



6:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:33:52.48 ID:cazc27xC0
八幡「わかった……それが、お前の選んだ答えなら俺はどうこう言うつもりは無い」

八幡「でも、お前がもし困って助けが必要になったら……いつでも俺たちを頼れ。待ってる」


以下略



7:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:34:41.61 ID:cazc27xC0
結衣「ゆきのんから…連絡来ないね」

八幡「あぁ…そうだな」

結衣「元気かな…」
以下略



8:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:35:52.69 ID:cazc27xC0
結衣「私…ずるい子だった。ゆきのんの気持ち知ってたのに抜け駆けするみたいにヒッキーに告白しちゃったから…」

八幡「別に悪いことじゃねーだろ。二人で同時に『好きです付き合ってください』とか言われる方がシュール過ぎてビビるわ」

結衣「でも、あの場面を見ちゃったからゆきのんは…」
以下略



9:名無しNIPPER
2016/07/24(日) 23:36:49.60 ID:cazc27xC0
八幡「『話し合ってくる!』って話し合いどころか掴み合い殴り合いのケンカまでして鼻血出して」

結衣「あ、あれはゆきのんが嘘ついたからだし!」


以下略



10:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 00:13:05.71 ID:WRjjQCfL0
八幡「嘘ならお前もついただろーが」

結衣「うっ…それは…」


以下略



11:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 00:14:13.73 ID:WRjjQCfL0
でも俺は由比ヶ浜に会いに行き続けた。何度拒絶されても何度殴られても俺は見舞いをやめなかった。
由比ヶ浜が俺から負い目と自分という枷を外そうとしていることを確信していたからだ。
もし立場が逆だったとしても俺は同じ事を由比ヶ浜にしただろう。由比ヶ浜も俺と同じ事をしただろう。
そして心の中では「見捨てないで欲しい」と願うだろう。
そんな彼女を見捨てるという選択肢は当然無い。
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2016/07/25(月) 01:02:00.26 ID:sVymJk2w0
おつ


13:名無しNIPPER[sage]
2016/07/25(月) 01:15:18.66 ID:NyarNWbyo
バカエロかと思ったら予想外にヘビーな話だったでござる
期待


14:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:43:05.43 ID:WRjjQCfL0
八幡「手首でも切らねーと次は果物ナイフとか鈍器のような物でも投げられそうだったんでな。戦略的思考だ」

結衣「そんなの投げないし!」

八幡「仮に投げられても見舞いはやめない。幽霊になってでも見舞いに来るまである」
以下略



15:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:43:45.44 ID:WRjjQCfL0
俺は事故の日に雪ノ下にも知らせようと電話をした。メールも送った。
だが雪ノ下から返事は来なかった。
その件で雪ノ下を責めるつもりはない、あいつが由比ヶ浜を見捨てたとも思っていない。
ただ来れなかったのだ。
おそらく俺と同じくらい雪ノ下は由比ヶ浜の身を案じていただろう。来れないことが俺以上に雪ノ下を苦しめていたに違いない
以下略



16:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:45:12.87 ID:WRjjQCfL0
結衣「ヒッキーにお願いがあるの!」

八幡「なんだ?」

結衣「ゆきのんに会って来て」
以下略



17:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:45:56.64 ID:WRjjQCfL0
八幡「由比ヶ浜…もういい」

結衣「………」

由比ヶ浜にここまで言わせたのは今まで逃げていた俺の落ち度でしかない。
以下略



18:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:47:10.99 ID:WRjjQCfL0
比企谷家

小町「お兄ちゃんおっかえり〜♪」

八幡「おう」
以下略



19:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:48:08.88 ID:WRjjQCfL0
八幡「由比ヶ浜なら心配しなくても…

小町「お兄ちゃんが心配なんじゃん」

八幡「俺?」
以下略



20:名無しNIPPER
2016/07/25(月) 23:48:50.55 ID:WRjjQCfL0
八幡「そうだ」

小町「結衣さんはその事知ってるの?」

八幡「知ってる。というか由比ヶ浜に頼まれたことだ」
以下略



21:名無しNIPPER
2016/07/26(火) 00:19:39.30 ID:Eo7/yuVu0
その夜

プルルルル…

陽乃『もしもし陽乃だよ〜♪』
以下略



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