過去ログ - 上条「こんなの流れ着いてたぞ!」サローニャ「じゃあキャッチボールしよーぜ!」
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162:名無しNIPPER
2016/08/08(月) 08:50:24.98 ID:x0fj93k20

サローニャ「その割にはサローニャちゃんに俺を食えって言ってるじゃん」

上条「いやほら、それはさ…なんていうか、『ちゃんと目の前にいる困ってる人』だから」

サローニャ「ほう?」

上条「だって…臓器提供の何が嫌って、『俺がこの人を救った』ってちゃんとわかんないところだよ」

サローニャ「へー…」

上条「だって、もし今目の前で死にそうな人がいて、医者から『あなたが腎臓一個くれたらこの人は助かります』って言われるんだったらさ、リアルに感じるだろ」

上条「『ああ、もし俺が助けなきゃ、本当にこの人死んじゃうんだな』って」

上条「そうなったらさ、臓器提供せずに助けなかったら…それはもう消極的な人殺しになるわけで」

サローニャ「そう?どっちかって言うと自分の身体は自分の財産なんだから緊急避難とかになると思うけど」

上条「そうかもしれないけど俺はそう思うんだよ。…でもさ、臓器提供だとそうじゃないだろ?」

上条「『あなたが目玉でも腎臓でも、とにかくなんでもいいからくれたら、どこかの誰かが何かしら助かります』」

上条「そーいうすげー漠然とした抽象的でザックリした適当な感じなわけだろ?」

上条「『本当に俺のあげた臓器でどこかの誰かが助かったのか?横流しとかされてるんじゃ?』とか、まあ不安になるし」



上条「そしたらさ、その…こんな事言うときっと非難轟々なんだろうけど…『臓器をあげる甲斐がない』って思わないか?」

サローニャ「ほう」





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