過去ログ - 高峯のあ「115mmの憧れ」
1- 20
3: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/07/26(火) 23:35:39.43 ID:BS+DXwC20
――――

――

私が《アイドル》という職業に就いて一か月。時間は驚くほど緩慢に進んでいた。

毎日、発声練習やダンスレッスンの繰り返し。指示されたとおりに動いてみると、他の少女達は、すごい、と私を褒め称えた。

のあ「……こんなの、ただ誰かの真似をしているだけ」

休憩時間、私は壁に背を預けてそう独りごつ。

事務員「それが簡単なことじゃないから、みんな驚いているんですよ」

随分と派手な色の制服を着た事務員が、私にスポーツドリンクを差し出しながらそう笑った。

ひとのよさそうなその笑顔を拒むように、私はすっと目を逸らす。

ちひろ「七月に入って暑くなってきていますから、水分補給は忘れないでくださいね。ところで……わたしの名前、覚えてくれていますか?」

のあ「……千川、ちひろ」


彼女はなぜか私の隣に腰を下ろして、ふっと会釈をした。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
78Res/45.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice