43: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/07/27(水) 00:36:13.67 ID:JY7Hx0GQ0
のあ「貴方のアイドル達の当たり前を、私には真似できない。これから先どれだけ時間をかけたとしてもきっと手は届かない」
のあ「……私の存在は、上を目指す彼女達にとって足枷になる。そのくらいなら私は、アイドルを辞めるわ」
これが、私の出した結論だった。
その答えに、プロデューサーは何と答えるだろう。私は冷めた気持ちで彼の口許を見つめる。
P「そう、か」
P「……三カ月後に、大きな公演があるのは知ってるよな」
私は小さく頷く。
それに向かって、たくさんの子たちが一生懸命に練習をしている姿をいつも目にしていた。
P「それに、高峯も出すつもりだった。上には、その選択は高峯にとって早すぎる挫折だと言われたよ」
P「でも、俺はきっと成功すると思ってる」
P「高峯は、たぶん今までにたくさん挫折とか、妥協を味わってきてるんだと思う。……だから俺は、スカウトしたんだよ」
のあ「……どういう、こと」
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