過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」(最終章)
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9: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/27(水) 01:42:57.76 ID:GF57zyMQO

──……。



御殺「ふふ、賑やかだねぇ」


ヱ密と立飛を再び、牢の中へと戻し。

その場所から離れていく御殺。


御殺「……あれ?」


と、少し離れた所。

壁にもたれ掛かり、浮かない表情でいる者の姿を見付ける。



御殺「こんな所で何してるの? 鈴ちゃん」


鈴「……あ、みころん」

御殺「あの人たちと話したいなら行ってきていいよ? 依咒さんも何も言わないと思うし」

鈴「ううん、いいの。たまたま通り掛かっただけだし」

御殺「たまたまって…」



ここは城の地下。

牢に捕らえられている者への面会以外で、訪れることのない場所ではあるが。

この城に連れてこられるまでは、共に過ごしていた仲間たち。

やはり、様子が気になるのだろう。

それに事情が事情なだけに、顔を合わしづらいといったこともあるのかもしれない。



鈴「…………」


御殺「元気だったよ、全員」

鈴「……ん、声聞こえてた」

御殺「そっか……まぁ話したくなったら話せばいいよ」

鈴「うん、ありがと」


……でも、私は。

あの中にいてはいけない。

こればかりは、私がどんなに望んだとしても。



御殺「…あ、そうだ。鈴ちゃん」

鈴「なに?」

御殺「涼狐、見なかった?」

鈴「あたしは見てないけど……いないの?」

御殺「んー? さっきチラッと部屋見た時、いなかったから」

鈴「目見えないのにどこほっつき歩いてるんだか……また転んでないといいけど」

鈴「あたし、探してみるよ」

御殺「ごめん、よろしく。私、この後ちょっと依咒さんに呼ばれてるから。涼狐見付けたら連れてきてもらえる?」

鈴「うん、わかった」


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