11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/28(木) 01:57:52.44 ID:cmwY4PPLo
まほ「問題は予定を空けられるかどうかだが‥‥まあ、なんとかなるだろう。明日にでも、懇親会に向けて予定を立て始めよう」
エリカ「最悪、知波単との練習試合でも組めばどうにかなりそうですね。あそこたしか、千葉的な県の学校だった筈ですし、性格的にも、うちが申し込めば、有り難がって受けてくれそうな気がします」
まほ「‥‥エリカ」
エリカ「はい?」
まほ「飛び級して、私と一緒に卒業しよう。私にはエリカが必要だ」
エリカ「プロポーズですか?」
まほ「財力と地位なら保証できるぞ」
エリカ「生々しすぎる」
まほ「まあ、それは置いておくとして、高校を出たら、うちに入門しないか。戦車を続けるのなら」
エリカ「そうですね‥‥」
まほ「しばらくは私も一隊員として大学戦車道に身を投じるが、いつまでもそのままの地位に甘んじているつもりは無いからな。やはり、頼れる副官が必要だ。どうせなら、西住流の元で公私共に連携を高めた方がいいじゃないか」
エリカ「もしかしたら、隊長が副官になるかも知れませんよ? 私が西住流を学んで、グレートエリカとして生まれ変わってしまったら」
まほ「ふっ、それはそれで面白い。いや、グレートエリカを名乗るつもりなら、恥ずかしすぎるから、泣きながらでも阻止するが」
エリカ「ちょっとその光景も見てみたいですね。どちらにせよ、今はまだ先の話です。私は来年、必ず雪辱を果たすつもりです。全てはそれからですよ」
まほ「頼もしいな。ますます手放したくない。だがエリカがそう言うのなら、まずは私の引退まで、私の戦車道をみっちりと全て叩き込んでやろう。厳しいのと優しいの、どっちがいい?」
エリカ「優しいのでお願いします」
まほ「なんで今の流れでそうなるんだ」
エリカ「冗談ですよ」
まほ「ならば、スタミナを付けないとな。お代わりを取りに行こう」
エリカ「お供します。あっちの方に、お寿司とかあるはずですよ」
まほ「さっき、カニも見かけたぞ。本当になんでもあるな」
エリカ「今度、他の子達も誘って来ましょうか」
まほ「それはいい。エリカ」
エリカ「はい?」
まほ「懇親会、楽しみだな」
エリカ「はい!」
数ヵ月後、タイミングの巡り会わせが悪く、都合の付かない学校ばかりで、唯一試合を組めた相手はプラウダ。
懇親会の行き先も、夢の国から、登別伊達時代村に変更されるのだが、なんだかんだで割と楽しかったりするのはまた別の話である。
おわり
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