過去ログ - ちひろ「くちびるは喋るためじゃなく」奏「おしおきのためにある……」
1- 20
53: ◆AhbphGAJlO0.[saga]
2016/07/31(日) 22:14:05.74 ID:dfFnJROn0



奏「さ、おしゃべりはこれぐらいにして、そろそろ作業に取り掛かりましょうか」


奏「思ったよりあっちの方が上手みたいだし、さすがの私もちょっと落ち着いていられないわ」


美嘉「奏ちゃんが動揺するって、なんだかすごいね」


奏「自分でも驚いてるわ。まさか、あんな三文芝居でここまで揺れ動かされるなんてね」


美嘉「三文芝居っ……! 奏ちゃん、ちょっと怒ってる?」


奏「ええ、怒ってるわ。不甲斐ない自分にね」


奏「あんなもの見せられて、こんなにも落ちけなくなってる自分が居ただなんて知りたくなかった」


奏「それに、凄く嫉妬してる。どうしようもないぐらい」


美嘉「それは……凛に?」


奏「ええ、そうよ。ライバルが多いのはわかっていたし、凛もその内の一人だったってことも気づいてた」


奏「でも、あんなに積極的だとは思ってなかった。LINEでみんなに自慢する辺り、行動に移すような子じゃないって勝手に思い込んでけど」


奏「でも『アレ』を見せられていろいろ考えた。もしかしたらあのLINEはみんなへの勝利宣言だったのかも、って」


奏「自分だけはみんなよりも一歩Pさんに近づいたぞ、っていう報告だったのかもって」


美嘉「それは……ちょっと考えすぎじゃない?」


奏「分かってる。分かってるわ。でも……どうしても心のどこかでその考えが姿を現すの。拭いきれないのよ」


奏「それだけあの映像は衝撃的だった。少なくとも、私にとってはね」


奏「それだけ私の中のPさんへの想いが強いって証明にもなったんだけどね」


美嘉「奏ちゃん……」






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
227Res/153.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice