65:名無しNIPPER[saga]
2016/07/30(土) 17:07:04.34 ID:yKoKZquYo
照り返しが容赦無く肌を焼く。
今年の東京も暑くなりそうだ。
「おー、良い天気だ。すぐに夏が来るな」
「……」
「どうかした、美波?」
「……せっかくこうしてるのに、それだけですか、Pさん?」
「へ?」
「……何でもありませんよー、だ!」
引っ張っていた腕を放し、美波が眉を曲げてそっぽを向いた。
流れる髪から覗く銀のイヤリングが、夏の日差しを跳ね返して揺れる。
隣で口を尖らせる彼女へ、俺は抑えきれずに笑いを零した。
なかなか計算通りにいかないもんだな。
人生も、プロデューサーも、アイドルも。
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