過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」エピローグ
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56: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/07/30(土) 19:43:07.82 ID:41ugXGpjo

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   「やっと長野に帰れるわね」

「そうっすねぇ。これでようやく京ちゃんが女を増やすこともなくなるっす」

「ふふふっ。京太郎君なら分け隔てなく愛してくれるから大丈夫よ」

「それもいいですけど、次は国麻に向けてまた練習しないと」

「数ちゃんは真面目だじぇ。」


 桃子が失礼なことを言った気がしたが聞かなかったことにしよう。

 そして優希の言うように数絵は真面目すぎやしないだろうか。

 それが数絵の良い所ではあるのだが……長野に帰ったら一日デートするという約束を忘れてやいないか少し心配だ。

 そんな風にみんなしてどこか気の抜けたくつろぎ空間を切り裂いたのは。


「んあ、悪ぃ、電話だ」PiPiPi! PiPiPi!

『遅い!』

「淡? 遅いって……2コールで出たじゃないか」

『淡ちゃんが電話してあげてるんだから0コールでしょ!』

「また無理難題を……。しっかし懐かしいな。前もこんなやりとりした気がする」

『……そだね。ま、それはいいの! 今すぐリニアの外出てきて』

「そろそろ発車時刻なんだけど」

『いいから! すぐ! 急いで! Hurry up!』

「分かった、分かりました。……なんか呼ばれたから行って来る」

「やりとりからして淡ちゃんっすね」

「よく分かるな。そういうことだから」


 膝に乗った桃子に断り、俺はリニア列車の搭乗口に向かう。

 車内とは違い差すような日光に目が眩む。思わず手で目を庇い、軽くよろめいた。



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