過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」エピローグ
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59: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/07/30(土) 19:46:29.57 ID:41ugXGpjo

「むぅ。ならしょーがない。奥の手っ♪」チュッ――――


 可愛らしい啄むようなキス――ではない。

 それはそれは情熱的な、溶け合うような濃厚なキス。

 周囲の人達からの視線が集まるのが分かる。

 驚きに固まる俺を起こすように鳴り響いた発車を知らせるベル。

 列車に戻らなければ置いて行かれてしまう。俺が動こうとしたのに気付いた淡は両手で顔をがっしりとホールド。

 仕方なく掴んだままだった淡の尻にさらにもう片手を追加、持ち上げるようにしてドア前まで後退する。

 さてこれからどうしようかと躊躇したところで淡が蠢かせていた舌を抜き、最後とばかりにじゅるっとバキューム。

 勢いに驚き少し重心を後ろに下げたところでドンっと突き飛ばされた。

 その直後に閉まり始めるドア。

 ドアの向こうで口周りにべっとりとついた唾液をぐいっと漢らしく袖で拭う淡。

 その先にある瞳に確かに見えた熱、獲物を見据えた獰猛な笑顔。

 大星淡という少女の魅力が引き立てられる情景。

 慌てて立ち上がり窓に張り付く俺。

 流れていく距離。

 目が合う。

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 淡は本気だと、理解した。




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